何を見ているか

物が異常にある時代とでもいうのでしょうか。 地球のどこかでは異常に物がないところもあり、水にも困る暮らしをしている人がいます。 水をお金で買う、それも特別な産地で採れた高価な水を飲んでいる人もおります。 たくんさん有るようで、無いような世界。 物や事の付き合い方で世界が変わるような気がします。 付き合い方というのはどのようにそれを見ているか、 どのような事を見て暮らしているかということだと思います。 忙しい時間軸の日本、目まぐるしく変わる社会の中で 自分が何を見て暮らしたいのかをゆっくり考え、 今見えている物や事の見え方を見つめ直し、 見たい物や事を大切に定めると見える物や事が変わってくるのではと最近考えていることです。

真狩村のマッカリーナのこと

約25年ほど前に食器に大変魅せられたことがあります。 雨降りの夕方、その店からの明かりは異空間のような眩しさを放っていました。 当時、心に風が吹いていた私はその空間に引き付けられるように店のドアを押して中に入ってゆきました。 とても私が入るような店ではないという気恥ずかしさを感じながらも、その置いてある食器にひどく心打たれたのです。 バカラやオレフォス、コスタボダ、ベルナルド、プュイフィルカなどの食器を一堂で扱っていたフランスの香りがするような店です。 偶然が重なり私はその店で週に何回かアルバイトをすることに。 そこでの経験を機に食器のコーディネートに興味を持ち、そして食べる空間の演出をすることに広がりました。 レストランでも素敵な空間を作りたいという思いが芽生え、数年後に星のあるレストランの扉を叩いていました。 見込みがあるかどうかの1ヶ月ほどの試練を経て最初の仕事”オーベルジュマッカリーナ”でテーブル周りのコーディネート、ゲストルーム、バーのグッズなどを担当させていただきました。 そんな想い入れと想い出があるマッカリーナは訪れる度に心のひだを刺激するトポフィリです。 あんなに無心にそして無謀に心身仕事をしたことは後にも先にもありません。 通うのに使っていた中古のイタリア車が廃車になるほど走ったことも懐かしい話題の一つです。

株式会社トポフィリ Topophili.co

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