れんべい人形貧乏神様

今から7年ほど前に静岡の和楽という民芸店で下手のような上手いようなそんな土人形と出会いました。 その7cm程度の土人形を作る人は鳥取にいる90歳の加藤れんべいさんと知り、より興味を持ちました。 お爺さんになるまで長いこと作り続けているはずなのに、まるで土人形は初めて作りましたというような 初々しさと気の抜けている感じと気負いの無さ、 「どうぞ力をお抜きなさい。いいんですよ、あるがままで」と諭されている気がしたのです。 思わずそこにあるれんべいさんの土人形を全部欲しくなりお値段を訊くと これまた欲のない1体500円もしないのです。 お雛様や神様を数体買い、帰宅して飾ると ”こてん”と変な顔した貧乏神様が倒れました。 ”こてん”  ”ころん” 時折の振動や地震で貧乏神様は倒れてしまいます。 どうやら足の座りが悪く不安定なようです。 倒れる度に「れんべいさんの大らかな作りだから仕方ないわ」割れることを心配しながら”よいしょ”と立て直してあげます。 先日、また ”ころん” となった貧乏神様を起こしながら ン?もしかしたら「貧乏は立て直しがきくんだよ。。 貧乏神様は強くないのだよ」というれんべいさんの想いによる計らいで座りをよくしていないのかもしれない。 そう気付くのに7年かかりました。 ・・・・6年前に天国へ逝かれたれんべいさん、土人形をありがとうございます。

我が家のカート君との出逢い

かれこれ愛用してから25年になるショッピングカートが我が家にあります。 購入した当時は社宅に住んでおり車が無かったので週末の重い物の買い出しに困っていました。 その頃はすでにインターネットはありましたがインテリアの仕事をし始めた時はインターネットなどありませんでしたので、雑誌やテレビ、自分の足でインテリアの購入先を調べ、実際に見たり触れたりして情報という財産を積み上げていました。 そんな時によく目にしたのが自由が丘の”デポー39”という輸入の家具や雑貨が豊富にあるお店です。 カントリースタイルが流行っていた頃でトールペインティングやシャドーボックス、キルトなどが主婦の間で人気があったこともあり、奥様の憧れる輸入家具の先駆者的なお店の一つでした。 その店には長年行けずにいたのですが、ある日「今日こそデポー39に行こう!」と決めて店に伺ったのです。 するとそこには雑誌でよく拝見する店の天沼様がお客様と愉しそうにお話されていました。 ぷーんとクッキーかマフィンを焼いているような甘い香りが店内を漂っている中を、わたしはキョロキョロとドキドキしながら上の階に上がって行ったのです。 するとそこにショッピングカート君が! わたしはすっかり一目惚れしてしまい、日曜日ということもあったので「ガラガラ引いて帰ります」とスタッフの方に伝えるとカート君の蓋を開け、中にデポー39のシールを貼ってくださいました。 そのシールは今もしっかり付いていますが、デポー39はわたしが訪れてから半年ほどで閉店になってしまったのです。伺えて本当によかったと有り難く思いました。 今は無いデポー39、今は亡き天沼様、あちこ

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