月末と月始

11月は今日が最終日、気持ち善く一日を過ごそうと思っているところ 東京の空も紅葉を眩しく照らすほどの快晴になっています。 窓からの景色は絵画のように美しく見えます。 窓を開け放ち、鳥のさえずりを聴きながら、箒で掃除をして、お茶をいれて席に座ります。 いつもの流れですが月の最後の日を気持ちひとつひとつ意識して過ごすと、 明日から始まる新しい月も気持ち善く始められる気がします。 まして明日からは今年最後の月になりますので、惑わされず、流されず、より丁寧にその時に集中して 過ごしたいと思います。

身体の不調のときに

ここ数日、忙しさと気ぜわしさが重なり、体調がパッとしていませんでした。 そこへ街中の雑踏で2時間もウインドウショッピングをしたため、帰宅時はかなり疲れていました。 すると翌朝、ベッドから起き上がれないほどの脱力感、熱が出ており、頭がガンガンします。 とてもリラクゼーションを施術する側の体調ではなかったので、風邪を移しては大変と急遽お休みにしました。 身内のアドバイスに従い、内科でなく治療院に行ってきました。 1時間ほどの治療で嘘のように身体が回復しているのです。 風邪とばかり思いましたが、身体に疲れが溜まっていますよ!とサインを出していたのでしょう。 それに気がつかず、頑張れ頑張れと自分で自分の身体を四六時中動かしていたのです。 自己判断で風邪薬を飲んだり、内科に駆け込まずによかったと思いました。 身体が快調でない、いつもと調子が違う、 こういう時は何かのサインかも?と思うことも大切ですね。 自分の身体の声を心を静かにしていないと聞きそびれてしまうものだと今回改めて思いました。

日々是好日

先日、映画「日々是好日」を観ました。 茶道のお稽古を通して、ゆっくりと四季を感じ、日々是好日をひとつひとつ紐解くようなお話は インターネットやアプリからかけ離れた空間で、心地よく間を打つ蹲(つくばい)そのものの空間がありました。 観ているうちに「今の世の中は忙しすぎるのでは?」と思いました。 「忙しい」とは文字のごとく「心を亡くす」と書きますが、まさに、忙しい時は心はそこに無いものですね。 日々是好日は禅語の中でも認知度が高い言葉ですが、それゆえ人々が求めていることの証かもしれません。 今年もあとひと月となりましたが、師走という「師を走らせるほどの忙しさ」ではなく、 「四極(しはつ)」という、四季が一通り終わるという意味の方で終わりたいものです。

人前での仕事

月に数回ほど、モデルの仕事をいただいています。 メイクやヘアモデル、デモンストレーション、スチール撮りなど様々ですが モデルの仕事があると気が引き締まり、合わせて体も締まるのは不思議です。 昨日は銀座での仕事でしたが、仕事の予定が入ると3週間前からは肌や髪の毛、爪をいつもより更に気にかけ、吹き出物やヘアーカラーの伸び、体のタルミなどをない状態にするための努力をします。 ストイックな内容ではないのですが努力した分、しないよりはずっと効果がありますので、人の日々の暮らしは大切なこととしみじみ思います。 人様の前に出て見られることは普段は苦手ですが、仕事ですと苦手意識より見られるありがたさを感じます。

畑しまい

わたくしたちのブランドティー「Herbe de Sapporo」のハーブを収穫した盤渓の畑は先日、今年最後の畑仕事を終え、来年の雪解けまで冬眠に入りました。 すでに札幌市内の山間部に初雪が降りましたが、それでも例年より暖かい気がします。 今年の春は蝦夷梅雨もあり、日照不足で育成が進まず、野菜も大きく育たちませんでしたが、毎年畑最後の大根をなんとか無事に収穫することもできました。 畑を17年間、先頭切って作業していた父も84歳、今年で畑引退宣言をしました。 来年からは新米の者ばかりでスタートするのですが、畑の冬眠中に何をどう作るか、計画を立てなければと思っています。 北国の真冬はこれからですが、あと5ヶ月で春になるのですから畑仕事の一年はあっという間ですね。

灯を置く

仕事での明かりの空間計画はとても好きな仕事の一つですが仕事以外でも暮らしの中での明かりの計画も 大切にしています。 計画というと大袈裟に聞こえますが何気ない明かりの配置も含めてすぐに場所や照度を変えられる明かりも計画の一つになります。 日本の家屋は今では随分明かりの計画を考える人々が増えましたが、それでもまだまだ個室の部屋の真ん中に照明器具を当たり前のように配置されることも多いです。 「テーブルを置いたら明かりと位置がずれた」、「べッドを置いたら照明器具が眩しく見える」など明かりと暮らしのスタイルは密接なものです。 日本人は明かりの照度を高く好む傾向がありますが暗い中の明かりも心に安堵を抱かせる効果があります。 暮らしの中で「プライベートな空間は明かりをコントロールする」、「好みの明かりを作り出す」といった明かり作りの意識を持つことは暮らしを作ることにもつながります。 本を読むところにはフロアランプか手元灯を、眠るところには調光できるものを、といった電気を使うものから、 蝋燭を灯して本物の炎を愉しむという演出はいかがでしょう。 そういう演出は明かりではなく「灯」という方がふさわしいような気がします。 灯を置く空間作り、その蝋燭立てを選ぶのも愉しみになりますね。 わたくしは今秋は磁器粘土で大きめな蝋燭立てを作っています。

着物の装い

銀座5丁目の町内会の懇親会が、移転して新しくオープンされたサバティーニ銀座で行うお誘いをうけ、 着物を着て伺うことにしました。 当日、銀座の美容室で着付けと髪を結っていただき、まだ明るい空の下を歩きましたら、何か気恥ずかしいような心軽いような、そんな心持ちを抱いたのは銀座という街を着物を着て歩いたからかもしれません。 髪を結い、着物を着て、草履で歩くと、歩き方も変わるのが不思議ですが、何より自分の話言葉や手の仕草、所作が変わることに改めて感心しました。 「着物を装っている時に、今使った言葉は似合わないわね」 「この時はこうした方が女性らしい所作になるのでは?」など 普段思ってもみないことが頭に浮かんで、自分の日々の行動や言葉が「がらっぱち」に思えてきました。 これからは着物を月に何度か装い、日々になりがちな「がらっぱち」を仕立て直すことに努めたいと背筋を伸ばしていただいた時間でした。

磁器の器つくり

新年明けの個展に向けてろくろを回して器を作っています。 粘土、釉薬、焼成と道のりでは選択肢の連続です。 とても気負いのない仕上がりばかりになるのは、わたくし自身が気負いなく作りたいものを作って 童心のような心持ちで作っているからかでしょうか。 第一回の釉薬を終え、焼成されたものをしばらく部屋に置いて眺めていますと、その次に施したい線や色が頭の中でまとまってきます。 「こんな感じ!」と眼に浮かんだらしめたもの、そのまま一気に描きはじめます。 蝋燭立てや器をいれて50個ほどの完成数を目指していますので今年の年越しは窯の前になりそうです。

クリスマスのコスメ

クリスマスシーズンが近ずくとコスメ業界も可愛らしいラッピングに様変わりしたり、 商品もパーティーシーズンや新年を意識したこのシーズンならではの限定色を販売し始めます。 わたくしも先日、新作のデモンストレーションのモデルとして新宿小田急の広場で行いました。 おぐねーさんのヘアメイクによる新作発表会でしたので、行き交う人はクリスマスカラーのステージも 魅力的な色だったこともあり、おぐねーさんのメイクトークにどんどん人が集まって賑やかになりました。 ステージの新作の化粧品のラメなどはご覧いただけなかったかもしれませんが 肌にキラキラと明るいラメや今年流行りのグレー、バーガンディーなどは日本人の肌にも似合うカラーです。 ちょっとお買い物ついでに、クリスマスを楽しむコスメ、ショップで覗いてはいかがでしょう。

白の良さ

水回りのアメニティや小道具、またタオルや手拭きは白にしています。 寝具やカーテン、朝のランチョンマットも基本は白かオフホワイトです。 白は汚れがわかりやすく、そして眩しい白は気持ちも真っさらに爽やかにさせてくれます。 日々使用しているとタオルや寝具は白の色がくすんで来たり、黄ばんだりしてしまうので、時折一気に漂白しています。 昨夜も気になるタオルを漂白しました。 その際に使用する漂白剤は過炭酸ナトリウムで、50℃くらいのお湯にタオルと一緒に7時間ほどつけます。 あとは普通に洗濯をして終わり。 見違えるほど真っ白になるので気持ちよくまた使うことが出来ます。

酒器のこと

25年以上になりますが輸入食器店の店長をしていた時に、同じ商業施設のワインバーでワイングラスのテイスティングが行われました。 ワインのテイスティングなら馴染みがありますが、ワイングラスのテイスティング?と耳慣れない言葉。 何よりそのワイングラスは私の在籍している会社が輸入代理店になったというので、これは勉強しなくてはと参加いたしました。 私はその時、すっかりそのワイングラスに魅せられて、このグラスをもっと知りたい、関わりたいと思いました。 そのグラスはリーデルグラスという名でワイン好きのオーストリアのゲオルグ・リーデルが考案したグラス。 ワイングラスの口径や角度、薄さや長さなど、あらゆる点でワインを飲んだ時に舌の上にどう落ちるかを考えて作られたものです。 私はこれを機会にワインと舌の味蕾、器の形状と味わいの関係を独学で勉強しました。 この学びはワインに限らず、そのお酒をどのような酒器で飲むと適当かという知識を経験を通して身につけることができ、酒器を見るだけ選択できるようになりました。 近頃、日本酒が海外でもブームですが、ワイングラスで飲んでいるのをよく見かけます。 日本酒の本来の良さ、味はリーデルグラスのようなワイングラスで飲むことが最適とは思いますが、 どうも日本酒らしさが消されてしまい、まして徳利も使わない机上では日本酒を楽しむ空間が味気なく感じてなりません。 日本酒の盃もリーデルグラスのように口当たり、舌の味蕾を考えた物が増えることを期待しています。

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