立春に向けての衣替え

大寒が過ぎ暦の上では立春に向けて一番寒気が強まる時期と言われますが、心なしか陽射しは厳しさを超え、暖かな柔らかさを感じることも増えたような気がします。 毎年、立春を目処にパソコンや携帯、名刺、頂戴しました年賀状などの整理をしています。 一つ一つ取り組むので時間は掛かるのですが新たなご縁やこれまでの繋がりを今一度振り返る時間にもなり、お元気ですか?とメールをしたり葉書を書いたりする機会になり毎年続けています。 昨年は「災」という一文字が年末にニュースになりましたが、今年は転じて福になりますように、 よい想いを抱き、よい風を捉えて気持ちの快い気流に乗りたいと思います。

展示「一灯と茶器」銀座にて

明日1月14日からの銀座ギャラリーで開催する磁器の展示会に向けて 製作した磁器粘土を使った蝋燭立てと茶器の40点ほどのセッテイングのため今日は夕方から搬入でした。 飾った時の見え方を想像して全体的な空間のアイディアスケッチを描き、それを元に装飾小物を用意して持参します。 現地では手を動かしながら要るもの、省く物を感覚で選り分けてゆきます。 持ち時間90分。 ただ展覧会のように並べるだけではなく、観にいらしたお客様が愉しんでいただけるように装飾をします。 現場での明かりや空調の動きなどにあわせ、想定していない飾付けもその場で臨機応変に作り込んで 最後に照明の量と当て方を調整して完了です。 空間デコレーターはその場での臨機応変がどのくらい対応できるかということも武器の一つになります。 何度おこなっても毎回搬入時はドキドキしますのでわたくし自身が一番愉しんでいると思います。

道を変える

高齢者住宅へ出向きマッサージをする「ぐるぐるカー」をメインに行っていたのを昨年11月から 山の手リラクサロンにお越しいただくようにプライス設定を変えたところ、 訪問のお客様が当サロンの方へお越しいただけるようになりました。 冬季間は伺うのを基本としていますがやはり雪道の足元が心配でしたが 「外出するきっかけになったのよ」 「帰りに行ったことの無いお店で買い物をするのが愉しいわ」など明るい反応が返ってきたので安堵しました。 高齢者になると更に家に閉じこもりがちの北海道の冬は身体も血行が悪くなりやすい季節です。 こんな風に変化することを受け入れ、何でも愉しむ前向きな気持ちを持つことは心身とも若くいられる秘訣の一つですね。 いつもの道筋をちょっと変えてみる、たくさんの発見がありそうです。

モノのいのち

レストランで仕事をしていた時の話です。 そこで働くメートルドテルがレストラン内の各テーブルの花の手入れをしていました。 そこにオーナーが来てそのテーブルの花を指差し「こんな枯れてる花は使うな」と言いました。 メートルドテルはまだ十分に咲いていると思ったので花を摘まむのを躊躇していると オーナーは花を摘んでポイと捨ててしまいました。 ゴミ箱に捨てられた花を気の毒そうに見ていたメートルドテル。 わたしはこの時、人のモノの見え方がこんなにそれぞれ違うものなのか、 そしてお客様をお迎えする空間は見せる側と見る側の違いを考えさせられました。 新しく作ることだけではなく、 あるモノを工夫して再び新たなモノを作りだすこと。 あるモノを手入れしてできるだけ長く使うこと。 温故知新のような演出に心惹かれます。

株式会社トポフィリ Topophili.co

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