掃除

師走もちらほら気になりはじめるころではないでしょうか。 最近の掃除用具は優れものが多く、また細やかな配慮もされており大変便利で感心いたします。 掃除道具の種類は世の中にどのくらいあるのかと思い巡らしてしまいますが、日本の人々の精神にあった掃除道具はそう無いのでは?という気がします。 電化製品の掃除用具はほとんどが「吸う」ものです。それは欧米の生活スタイルが絨毯やカーペットなどの毛足のある敷物の床が多いからでしょうか。 日本のように土間、木の床などは「掃く」掃除です。 この掃く掃除は私たち人の息を吐くにも繋がっているように思います。 新しい気を吸い、体の中の古い気を吐く、まさに深呼吸ですね。 悪いもの、要らなくなったもの、古いもの、こられは全て「吐く」、「掃く」ことでここから出すことができます。 掃除機は吸ってからゴミをポイッとゴミ箱に捨てますが、吸っているときの古い気はゴミ箱に一緒に捨てることができているのでしょうか?その辺りにまだあるような気がしてなりません。 わたくしは毎朝、玄関は棕梠の箒で掃き、室内の床は掃除機で吸ってから雑巾で拭いています。 そういえば小学生の頃、保健の先生が毎朝、お茶の出がらしを床に撒いて箒で掃いていましたがお茶の殺菌作用もあり埃も立たず、掃除もできて一石二鳥だと感心したことを覚えています。 そもそも掃除の「掃」は掃くという意味から来ていますね。 掃く掃除をしていると体の中もすっきりしそうです。師走には掃く掃除も取り入れたいものです。

空間と心

秋が近づくと樹々の紅葉はわたしたちの目を驚かせます 「こんな色は人間が作りだすことは難しいだろう」 どこからか漂う金木犀の花の香りはわたしたちの鼻を捉えます 「なんていつまでも嗅いでいたくなるのでしょう」 柿、葡萄、リンゴと果物が店先で賑やかに並び目も喜びます 「とても美味しそう!どれにしようかしら」 リンリンリンと草むらで虫の音が聞こえ始めると半袖も肌寒く感じます 「もう暑かった夏も終わりね、コートを出すころかな」 こんな具合にわたくしたちは自分以外の「コト」がわたくし自身の五感に働きかけ 自身の感情を作り出すきっかけになっています。 そのあらゆるコトは空間に存在しており、空間のないところにはコトは存在しません。 空は在るになります。在るは心を作ります。 今日どんな空間で過ごすか、 それは今日どんな心を作るかに繋がっているのです。

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