七夕の思い出

 北海道の七夕は8月7日と本州より1ヶ月遅くにやってきます。子供の頃は夏休みになると朝のラジオ体操があり、体操後には参加の印のスタンプカードを押して貰わないといけないのですが、いつも眠たくてギリギリまでお布団にくるまっていました。

そんな朝のラジオ体操ですが8月7日の七夕の朝だけは嬉しくて寝坊せずに走って行ったものです。何故ならラジオ体操の終のスタンプが終わった後に子供たちが1列に並ぶと、大人のおじさんが(ご近所に住む笹のあるお宅のご主人様が子供の人数分、笹を刈って持ってきてくださっていたのです)一人に1本ずつ笹を手渡してくれるのです。

「わぁ大きいのが貰えた!」と枝振りの良い笹が当たるとそれはそれは願いを書く短冊も、今宵の夜空の星を見上げることも、愉しみがより大きくなっていることを子供ながらも感じました。父と母と姉、一緒に暮らしている祖父母にも願い事を書いて貰う短冊を色を分けて配ること、飾り付けることも非日常的でとても愉しいことですが、星が好きなわたくしにとってはよく見えない夜空の彦星と織姫を想って家の庭に笹を飾る習わしが何よりワクワクしました。

もうすぐ7月7日、東京では七夕の夜空はどうでしょう。

最近、ワクワクしたことがありましたでしょうか?

今は無いその家も庭も、星を見上げる時間も懐かしい思い出になっています。


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