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執筆者の写真topophili

絵葉書の数だけ

いつの頃からか絵葉書を集め始めました。

購入したもの、ホテルの室内に添えられているもの、友人からの、出先のカフェの、

またよく行くお店からお送りいただいた葉書など。

古いものでは40年近く前の絵葉書もあり、これまで何千枚とファイリングしていたのですが、先日、このまま絵葉書をファイルの中で眠らせていては可哀想と思い、整理し未使用の葉書は使用することにしました。

絵葉書は眺めるだけも愉しいですが、送る相手を思いながら絵葉書を選び、

字が下手でも想いを込めて綴り、それにあう切手を貼って投函することは何と心がこもることでしょう。

お伝えしたいことも文章が下手でも相手へ伝わるのではないかと思います。

いくら品のよい儀礼的な言葉や美辞麗句を綴っても、葉書というサイズの世界では書き手の想いが見えてしまうのかもしれません。

絵葉書を買って直筆で書くことが減ったのも時代の流れでしょうか、今ではご挨拶の手段としても使うことが減ってきております。

自ら心を潤す、相手へ想いを寄せ、心を通わせる、こういう時間は絵葉書を選ぶことから始まる一連に中にあるのではないかと思うのです。





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