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我が家のカート君との出逢い

  • 執筆者の写真: topophili
    topophili
  • 2018年7月2日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年12月2日


かれこれ愛用してから25年になるショッピングカートが我が家にあります。

購入した当時は社宅に住んでおり車が無かったので週末の重い物の買い出しに困っていました。

その頃はすでにインターネットはありましたがインテリアの仕事をし始めた時はインターネットなどありませんでしたので、雑誌やテレビ、自分の足でインテリアの購入先を調べ、実際に見たり触れたりして情報という財産を積み上げていました。

そんな時によく目にしたのが自由が丘の”デポー39”という輸入の家具や雑貨が豊富にあるお店です。

カントリースタイルが流行っていた頃でトールペインティングやシャドーボックス、キルトなどが主婦の間で人気があったこともあり、奥様の憧れる輸入家具の先駆者的なお店の一つでした。

その店には長年行けずにいたのですが、ある日「今日こそデポー39に行こう!」と決めて店に伺ったのです。

するとそこには雑誌でよく拝見する店の天沼様がお客様と愉しそうにお話されていました。

ぷーんとクッキーかマフィンを焼いているような甘い香りが店内を漂っている中を、わたしはキョロキョロとドキドキしながら上の階に上がって行ったのです。

するとそこにショッピングカート君が!

わたしはすっかり一目惚れしてしまい、日曜日ということもあったので「ガラガラ引いて帰ります」とスタッフの方に伝えるとカート君の蓋を開け、中にデポー39のシールを貼ってくださいました。

そのシールは今もしっかり付いていますが、デポー39はわたしが訪れてから半年ほどで閉店になってしまったのです。伺えて本当によかったと有り難く思いました。

今は無いデポー39、今は亡き天沼様、あちこちの引越しにガタガタしながらも付いてきてくれるカート君、

いろんな想い出を感じさせてくれるとても大切な出逢いの品です。

ここしばらくは重い物はわたしが運び、大きい物をカート君に運んでもらっています。

この先もまだまだカート君には長生きしてほしいですもの。


 
 
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