もう何度も引越しをしていると、要るもの要らないものを自然と選別し手放すことが多くなりますが
遠く離れた実家の屋根裏部屋にはそれでも何十年とずっと取ってあるものがあります。
母の手作りの洋服や祖母が仕立ててくれた七五三の着物
小学生に書いた詩集
初めてサンタクロースから貰ったクリスマスプレゼント
おねだりして買って貰ったロケットのペンダント
自分で塗った人形や作ったステンドグラス
大学の卒業制作品
これらは要る要らないの選別には計れないもの達です。
また手にとってドキドキ、ワクワクするといったものでもありませんが自分の礎を作ったもの、そんな気がしてなりません。
そのものにはその時抱いた自分の心情、記憶に残る場面、物語があるはずです。
普段は見ることも殆ど無いけれど、見ることで情緒的に自分を見つめ直すこともできるのもの達。
断捨離でポイポイと捨てる前に、心の屋根裏に一旦置くこと、
いかがでしょうか。
