照葉のゆえん
- topophili
- 2019年10月8日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年12月2日
札幌では紅葉があちらこちらで始まっています。
4年間暮らした北海道の旭川の紅葉は神がかりなほどに美しいです。
大地に這う石狩川、雄大な天と壮大な山をつなぐ空、輝く朝陽、山の端に沈む丸い夕陽、
旭川の四季はとてもはっきりしており、冬の石狩川の樹氷やダイヤモンドダスト、春の雪解け、夏の植物や生き物のザワメキ、そして錦の織物のような複雑で豊かな色の紅葉。
それぞれが様々に色づいた木々の葉は木洩れ陽を浴びるとより一層その美しさが増します。
一つと同じではない黄、橙、茜、朱、赤へとそれぞれ染まるのは
木々の種類もそうですが、その葉の持つ生命が、環境が各々の色を作り、帯びるのではないでしょうか。
染まった葉が陽に照らされ微笑む時、人は照葉を眺めることができるような気がいたします。
