包む

贈り物を受け取る時、綺麗に、でも過剰ではなく、簡易的ながらも心を感じる粋な包装をされていると素敵な心持ちを感じます。

日本はもともと包装紙、着物、書簡、布団、と包む文化がたくさんあります。

こんなに日常に包むことが根付いている国は世界中でも日本くらいではないでしょうか。

素敵な包装は心が躍ります。

これは日本人独特の感情かもしれません。

昔、アメリカの友人に贈り物をした時、目の前でリボンをそのまま外し、包装紙をビリビリと破った時、とても衝撃的でした。何故ならわたくしの母は贈り物の包装紙を綺麗に畳んで蔵う人で、リボンもクルッとまとめているので、それが包装紙の扱い方とわたくしは当たり前に思っていたからです。

その時、友人にこの話をすると「そうなの?目の前で破って見る方が愉しみで仕方ないという気持ちの現れでもあるのよ!」。

なるほど友人の言葉も一理あるような気がします。

やはり「包む」は日本の文化がはるか昔から続けてきたもので、その文化で形成された日本の気質なのでしょう。

日本の包むことの本質に想いを馳せながら、わたくしも贈り物を包んでいます。