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  • 執筆者の写真topophili

日本には桜前線という言葉があるくらい、桜を大変心待ちしている人々が大勢いらっしゃいますね。

その桜のお花見の歴史は奈良時代からと聞きます。

貴族以外の農民にお花見文化が広まったのは江戸時代といわれていますが、そのお花見も貴族の愛でるお花見とは異なり、農民は豊作祈願の神事として大切にしてきたことが国民に広がったと考えられています。

豊作祈願は桜に宿る田の神様が山から降りてくると信じられており、桜の咲き方で農作物の収穫などを占っていたそうです。

日本人はこうやって自然の中に神様を見出し共に生きてこられたのですね。

ご先祖様が田の豊作を願い桜に込められた想いを想像すると、今、こうして桜を愛でる時に感慨深い気持ちが湧いてきます。

その桜を今日、室内に取り込む想いも素敵な心寄せに思えます。生の枝や花で無くても絵やモチーフなどで飾るのもよいアイディアではないでしょうか。


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