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  • 執筆者の写真topophili

「心は形をもとめ、形は心を進める」


これまで北欧スウェーデンハウス、欧米輸入建材・住宅のインテリアコーディネーター、そして英国ローラアシュレイのインテリアデザイナーと、殆どがアメリカ・ヨーロッパの素材を使い、ライフスタイル・インテリアのコーディネートをしてきましたが、わたくし自身の暮しは和洋折衷なものです。

ここ最近は日本の伝統文化に触れる機会が増え、これまで何気に飾っていた事も、その物の持つ意味、歴史、背景を知ることで飾り方も変わって来るようになりました。

習い始めた茶道では細かな作法がありますが、その作法、道具の意味を知ると、身体の動き一つにも心が入り、すると心まで凛として清々しく変化して行くことに気がつきます。

「心は形をもとめ、形は心を進める」

お坊さんがお寺で修行するのも、生活、身なり、装いを形から入って心を整えやすいようにしていくためとお聞きしたことがあります。とても同感できるお話だったので心に残りました。

どのような人になりたいか、どのように生きたいか、という自分の想いを実現するためにも暮らす環境は最も大事なことに思います。 

家なら外構、間取り、室内外の装材、家具、インテリア装飾。オフィスならエントランス、フロント、デスク周り、ミーティングルームなど、その空間において目的を実現するための要素が散りばめられてあるほど、身の動き、心の動きなどへ影響し、目的や想いを実現する方向に進めてくれます。

ものに心を込めること、形から心にはいること、暮しの礎のような気がします。


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