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  • 執筆者の写真topophili

 冬至によせて

少し前に着物を着てご両親と手を繋ぎ七五三へのお参りへ向かう微笑ましい姿を見ていた思っていましたが、歳月は既に師走に入り、来週は『冬至』になります。

コンコンと暗くなる日が増えて、まだ夕方なに真っ暗ねという会話を最近することが増えました。 一年で昼が最も短く夜が最も長い冬至が近づいているのですから暗さを感じるのは当然なのでしょう。 この冬至を境に今度は畳一目分ずつ日が長くなるといった、春へ向けて太陽の力が少しずつ回復する日とされています。 実際はまだまだこれから寒さが厳しくなるので、感覚としてはピントきませんが少しずつ、夕暮れが遅く感じてくるようになるのは確かです。 「あれ?少し陽が伸びたね」このように敏感に過ごしていたいと切に思いますが、日常は天気や温度の方へ気がいってしまうものですね。 その冬至に一年の溜まった邪気を体から出す、祓うために黄色の色をした柚子を湯船に浮かべるのはご存じでしょうか? 今年は柚子のお湯船に入り、湯上がりに中風予防になる「かぼちゃ」と疫気を祓う赤色の小豆を一緒に甘く煮たものを、ゆっくり食しながらウイルスやさまざまな不要なものを「エイ!」と追い出してみてはいかがでしょう。


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