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  • 執筆者の写真topophili

新しく、新たに

新年が明けました。

季節感を感じ無い、息をするのも躊躇してしまうような昨年ではありませんでしたか。

今年、新しい年はどうなるのでしょう。

鏡開きを終え、少し2月を意識するようになると、今日降った東京の初雪が名残雪のように思えて、もうすぐそこに春が来ている心もちになりました。

その心の勢いで前から気になっていた工芸店のドアを押し、中へ入ってみました。

中にいた和服姿の女性は眼鏡を掛け直しこちらを観ていらっしゃいませと声をかけてくださいました。何分居たでしょう、お茶や、お着物のこと、作家さんや工芸店の営みなど、立ち話をしていました。そして会話の中では、気がつくといくつかの気づきをいただきました。

お話できて愉しかったですと告げると、わたくしもツイツイ話過ぎてしまいましたと言われました。

このお店のドアの前を何年も前から行き来しているのに、今日、春の気配を感じた勢いで開けたことで、心温まる会話を初めてお会いした人と話せたことは、新しい風が心の中で吹き、心を新たに清々しくしてくれた素敵な出来事でした。




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